2017/04/23

iPodをタダであげた。そしたらすごいことが起こった

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From:桜井啓太

3月に引っ越しの準備をしていたときのこと。

半年前くらいまで使っていたiPodをどうしようか迷っていました。2015年モデルなので、まだまだ新しい。だけど全く使わなくなっていました。

中古ショップに持っていけば、数千円にはなりそうです。だけど持っていくのが面倒くさくて、しばらく放置していました。

ところが、塾講師時代の生徒がちょうどiPodが欲しいと言っているのを聞きました。この子をAちゃんとしましょう。正直、使いもしない売りもしないiPodです。あげてもいいんだけど、もったいないかな?そんな感じで悩んでいました。

しかし見返りを求めてばかりでは人に価値を与えることはできません。そんなに欲しいのなら、せめてホコリをかぶるより使ってもらったほうがいいかな。そう考え、思い切ってAちゃんにプレゼントすることにしました。

それから1ヶ月…

実は、AちゃんはiPodを使ってくれてはいませんでした(笑)

代わりに、学校の同じクラスに「もっともっと切実にiPodを求めている子」がいたそうです。それをみかねたAちゃんはその子にiPodをプレゼントしてしまったそうです。又貸しならぬ、又プレゼント。iPodをもらった子は、たいそう大喜びしたそうな。

後日、Aちゃんはお返しとしてゴディバのチョコレートをもらったそうです。

「でもこれって、もともとは桜井先生のiPodだよね」

そう考えたAちゃんは私のところへチョコを持ってきてくれました。昨日のことです。

優しさは巡りくる。

人は、気づけば見返りを求めてばかりいます。

「ここまでしてあげたんだから、あなたもこうしてよ」

正論かもしれませんが、これはとてももったいないのです。なぜなら、「与えた分しかもらえない」からです。自分でそう言っているんですから、そうなります。

でも、目の前の人に見返りを求めてはならない。私はそう思うんです。だって、見返りはその人からだけ得られるものではないから。

今回の例でいえば、中古ショップに持っていって現金に変えても良かった。もちろんそれは私の決断ですからかまわないでしょう。

でも中古ショップに持っていくって、「即見返り」として手元にお金を残すという発想ですよね。

しかし、あえてAちゃんにプレゼントしてしまって本当に良かったと思います。ゴディバがもらえたからではありません。というか、金額に換算したらマイナスです。たぶん、売ればこのゴディバ以上のお金にはなったと思うし。そもそもチョコレートより現金のほうがいいかもしれない。

でもそんなことはどうでもいいんです。だって、Aちゃんにあげたことによって、喜ぶ人が2人増えたから。

iPodを手に入れられた子は大喜びしてくれたし、Aちゃんもそれを見て嬉しかった。なにより、私が「与えた」ことで、その気持ちがAちゃんにも伝わって、また別の人に「与えて」くれた。

優しさは巡りくる。ビジネスだけじゃない、人に価値を与えるって、そういうことだったんですね。

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