2017/05/10

ステマ禁止令

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From:桜井啓太
恵比寿のオフィスより

アメリカの話ですが、ステルスマーケティングに規制が入りつつあるようです。

米規制当局が女優やモデルに注意喚起、SNSでの商品推奨に - ロイター芸能ニュー...
 [ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)が女優やモデルなど複数の著名人に、ソーシャルメディアで特定の製品を推奨した際に何らかの報酬を受...

アメリカの連邦取引委員会という「広告の真実性」を監督する機関があります。ここが、有名人がSNSで商品をおすすめする場合の指針について発表しました。「何らかの報酬をもらっていれば」その事実をファンに伝えないといけないそうです。

日本でもしばらく前、「ステルスマーケティング」が話題になりましたね。ビジネスをやる上ではこれは要注意です。

勘違いしてはいけないのは、「人は買うのは大好き」ということです。ストレス解消のためにショッピングをする人がいます。私たちはそこまで極端ではないかもしれませんが、それでも「何かを買ったとき」にはかなりの快感を感じることがあります。

あなたも、最近買った結構高いものを思い出してください。パソコン?車?家?それを買ったときの感情も思い出してみましょう。たぶん、「とてもいい気分」だったかもしれませんね。

例えば私は先月Macbookを買いました。すでに1台持っていましたので2台目です。購入ボタンを押したときは、それはそれは清々しい気持ちでした(笑)

なぜならそれは、「感情が満たされたから」です。その感情にはいろいろなものがあります。恐怖や危険から逃れたいだとか、見栄を張りたい、なんてのもあります。

いずれにせよ、人は「買うのが大好き」です。

一方、「売り込まれるのは大嫌い」という原則もあります。一見「買うのが大好き」と矛盾しているように見えるかもしれません。ですがちゃんと両立します。

人は、「自ら選び抜いて買うのは大好き」だけど、「人から売り込まれて買うのはダマされているようで嫌だ」ということなのでしょう。バリバリに売り込んでくるセールスマンは嫌われます。

マーケティングはプロセスだと言います。はじめは買う気がないお客さんを、少しずつ誘導し、最終的には買う気になってもらう。そのとき一番注意しなくてはいけないのが「自分の意志で買っている」という気になってもらうことです。

だから話を戻すとステマは嫌われます。自分の憧れているセレブが本当に良いと思って勧めているものであれば、「私もあのセレブと同じものを使いたいわ」と感じて自分の意志でそれを買います。ですが、そのセレブが企業から報酬をもらって広告塔になっているのだとしたら、「ほめていたのはウソなのかもしれない。私、ダマされた?」と感じてしまいます。

時代が消費者保護に移っていく中、「消費者が不快になる」マーケティングはどんどん規制されていくのかもしれませんね。

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