2017/05/16

スニーカーを買うという数年越しの夢

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

From:桜井啓太

横浜の自宅より

先週靴を買いました(画像参照)。

…というだけだとただの「事象」にすぎないので、今日は「靴を買った感情的な理由」をみなさんとシェアしたいと思います。こういうことを考えることで、あなたのビジネスにも役立つと思うからです。

人は感情でモノを買い、論理で正当化します。ということは、私がこの靴を買った背景には「必ず感情がある」ということです。ちょっと分析してみましょう。

【買ったもの】
写真のスニーカー(アディダス)。

なんと名前や値段は忘れました!OGなんとかってやつで、税込で1万円ちょっとです。

あなたも同じだと思いますが、「買ったモノ」に対する興味って、急速失われていきますよね(笑)買ったものを「使って」満足するという側面もあります。しかしたいていの人は「買った瞬間」が満足感のピークです。

マーケティングの権威であるダン・ケネディは、「購入ボタンを押した瞬間」がもっとも快感だ、と言っています。(だからこそリピート対策としてのフォローがいかに大事かもわかります)

というわけでこのスニーカー名が分かる人は教えてください。

【購入を決めた瞬間】
たぶん、数年前です。

え?と思うかもしれませんね。そんなに計画的だったの?と。

かなり前に買うと決めたということは、計画的だったということではありません。私の中の「無意識の意識」が、すでに「欲しい!買おう!」と決めていた、ということです。どのスニーカーにするか、細かいところまで決めていたわけではありません。

「いつ買うと決めたか」を考えるのは、非常に効果的です。ふつう、顧客インタビューをすると「論理的な理由」を思いついたときに購入を決めたと判断しがちです。もう一度言います。「人は感情でモノを買い論理で正当化する」。論理的な決断よりもはるか前に、感情的な決断を無意識でしているのです。

今回で言えば、無意識なので分かりません。ですがたぶん、私は前から街中で何回もこのスニーカーを見ていました。「あ、カッコいいな」「いつか欲しい」そういう感情の沸き起こりを何度も何度も無意識に経験して、それでいつの日か購入を決断していたのだと思います。

【沸き起こった感情】
たぶん、「モテたい」です(笑)。

人の欲求はすごくざっくり分けると3つ。生存・生殖・承認です。全ての感情は、このどれかに紐ついています。

私がアディダスのスニーカーを買うと決めたのは、たぶん「カッコいい」と思ったから。じゃあなんでカッコいいのが欲しいかというと、「人に見られることを意識している」からですよね。

「そのスニーカーいいよね」「桜井さんって、靴のセンスいい」「なんだか雰囲気いい」とか思われたいんですよ。それは「承認」ということもできるけど、社会的にどうとか同性のことはどうでもいいので、そうすると「生殖=モテる」というところにいきつきます。

さて、核となる感情を述べたので以下は茶番に見えると思いますが…

【どうやって正当化したか】

  • 毎日革靴は足に負担がかかるから、スーツを着ない日用のスニーカーを持つべき
  • 手持ちのお金にも余裕があるから、1万円くらいどうってことないでしょ
  • アディダスは信頼できるメーカー。今買っておけば、何年も使えるだろう。数千円のスニーカーではなくてこちらを選ぶべき。
  • 欲しいって気持ちをガマンするのって身体に悪いよね
  • 15000円くらいのもあったけど、そっちじゃなくてこっちにしたんだから、無駄遣いを抑えた!(謎)

さて、今回は私の場合にすぎません。ですが、このスニーカーを買った人3人くらいをリサーチして、共通の感情があるとしたら…?

そこが、「マーケット」です。

  • モテるスニーカーの選び方

なんて企画をやったら、売れるかもしれません。

間違っても、「コスパの良い靴特集」をやってはいけません。もちろんそれが心に刺さる人はいるでしょう。ですが、私はそれでは買いません(笑)

関連記事

盛岡で逃げ腰

From:桜井啓太 盛岡駅、フェザンのスタバより 今日は盛岡に来ています。 3月も来たのですが、その

記事の続きを読む

コメントを残す

*